撮影に失敗した写真画像のデータファイルは修復できる?

デジタルカメラやデジタルビデオカメラ、ノートパソコンなどの写真撮影ができる機器で、
撮った写真画像のデータをいざ、パソコンのSSDや外付けハードディスク内に移し変えて、
『画像とFAXビューア』のイメージ表示や『Photoshop』といったソフトで開いてみた時に、
あまりきれいに映っていなかったり、ビジュアルの一部が破損して表示される場合があります。

思ったよりずっとぼやけてしまったり色が暗くなっいて失敗した、画像の半分くらいが崩れていた、
といった場合には、もっときれいにデータファイルを修復することはできる?という疑問について。

写真画像の撮影に失敗するアクシデントの主な原因とは?

まず、デジタルカメラ(DIGITAL CAMERA)やモバイル端末の撮影機能で、
写真画像を撮るのに失敗してしまう時の、主なアクシデントの原因について。

・手振れ補正の設定をし忘れていて、はっきりと映せていなかった。

・カメラのふたを外すのを忘れていたり、遮蔽物がスマートフォンなどのレンズのすぐ近くにあった。

・メモリーカードが寿命間近で壊れかかっていて、正常にデータの保存ができなかった。

・長い間ストレージの通電を行わず放置していて、電子抜けで写真の画像が一部崩れたり表示が消えた。

・バッファメモリ、フラッシュメモリにデータが書き込まれる際に、システム的な不具合が出た。

・シャッターボタンを押す瞬間に、手が滑ったり急な衝撃などによって画面がブレてしまった。

・データのバックアップで一部コピーのし忘れがあり、気づかずに元のファイルを削除していた。

これらのトラブルのうち、一部の状態の際はまだ状況によっては、
適切な対処法を行うか専門のサービスに出して、ファイルの修復ができる可能性があります。



写真の画質をフィルターなどの編集機能で調整する手法とは?

次に、写真のファイル自体は保存できていて、色が少し明るすぎたり暗かった、色彩がやや薄い、
といった程度の問題であれば、自身で画質が多少の調整をする手法があります。

まず、写真画像の加工はPhotoShop(フォトショップ)やIllustrator(イラストレーター)などの、
CGソフトウェアをお持ちであれば、フィルターなどの編集機能で、ある程度の補正が可能です。

主に使うのは、タブにある『フィルタ』の「色調」「ぼかし」「シャープ」といった機能です。

『色の調整』により、明暗や彩度、色素を自由に変更したり、
ぼやけた部分をシャープで多少はっきりとさせることができます。

また、画像の荒い部分をぼかしで滑らかにしたりと、
さまざまなカスタムテクニックで、写真をきれいに加工し直すことができます。

(元々の写真データの画像が大きくぼやけていたり、全般的に色がかなり暗くなっていた時は、
 ピクセルをフィルターで変更する方法では、画質の修整を試みるのが難しくなります。)

拡張子のプログラムが破損している時に修復するには?

次に、デジタルカメラやスマートフォンで撮影する時にシステム的なエラーが発生したり、
強い衝撃などで正常にデータが保存できていなかった時は、まず拡張子が残っているかをご確認ください。

一応形としてメモリーカードにファイルが保存されていれば、そちらから修復できる可能性もあります。

たとえば軽度のプログラムの破損であれば、ソースを少し書き換えて復元できる見込みもあります。

ですが、画像ファイルの拡張子の容量が0バイト〜数KBになって壊れていて読み込めなかったり、
画面が真っ白になっていたりと深刻な問題が出た時は、本来の写真画像を完全には直せない場合も多いです。

例として、破損したデータファイルを修復するフリーソフトについては、こちらのページにて。

また、バックアップに失敗していたことに気付かず元のファイルを消去してしまった時は、
まだメモリーカードに残留しているデータの痕跡から、拡張子の復元を試みることができます。

こちらの場合は、市販のデータ復元ソフトをパソコンにインストール・セットアップして、
SDメモリーカードなどに保存されていたJPEGなどの写真の、拡張子の痕跡から復旧を試行できます。

しかし、アプリケーションソフトで検出ができない場合や、もっとさらに確実に元に戻したいという際には、
プロのデータリカバリーセンターに注文をして、修復の作業を代行してもらわれることをお奨めします。



メモリーカードに電子抜けのトラブルが発生する現象

次に、メモリーカードといったデータ記憶装置は、長い間 通電をし忘れていたり、
一万回~数万回のデータ書き換えの繰り返しをすると、電子抜けの現象が出てきます。

この電子抜けが起こると、画像ファイルの一部または大半がベタ塗りのように一色で覆われたり、
テキストに文字化けが出てきたり、拡張子のプログラムが正常に機能しなくなったり、
またはデータ自体がファイルマネージャーのフォルダー上で表示されずに消えてしまいます。

これらのトラブルを防ぐには、定期的にストレージへの通電をしたり、
だいぶ長く同じメモリーカードを使っていたら別の補助記憶装置にバックアップを行って交換してください。

デジタルカメラの機能自体に不具合が出てきた場合は、CASIO(カシオ)といった各メーカーの修理サポートで、
カメラ本体の故障からの修復(Repair)をしてもらうことができます。

データ復旧のサービスでファイルを回収してもらう

次に、SDメモリーカードやコンパクトフラッシュメモリーカードがだいぶ古くなっていて、
回路が摩耗して製品の寿命が残り少なくなってくると、データが見れなくなるおそれがあります。

故郷の兆候が出た際、完全に壊れる前にまだ1回~数回だけ読み込みできる場合もあります。

一度デジタルカメラやビデオカメラ、スマートフォン、タブレット端末からストレージを取り外して、
メモリーカードが冷えてから、もう一度同じ機器か別の装置に接続すると…空きができる見込みがあります。

ですが、回路の破損がより悪化する危険もあるため、なるべく安全に行う際には、
専門業者のデータ復旧のサービスで、写真などのファイルの回収を行ってもらうことをおすすめします。

たとえば、データ復旧のサービス業者の受付窓口または郵送先にメモリーカードの媒体を持参か郵送で提出して、
高い割合で、物理障害により故障した補助記憶装置から画像ファイルを取り出してもらうことができます。