「BUFFALO」(株式会社バッファロー)から開発・販売されています、
LAN接続型のハードディスクでNAS(ネットワークアタッチストレージ)の製品の一つである、
『LinkStation』(リンクステーション)をお使いの際に、ある日 急にエラーや故障が発生して、
正常に使用できなくなったら、どうすれば修理をすることができる?という疑問について。
目次
エラーのランプや故障の音のサインを確認する
まず、BUFFALO(バッファロー)のリンクステーションの電源を入れた時に、
「FUNCTION」(ファンクション)などのランプが、普段と違う点灯・点滅の仕方をしていたり、
「ピー、ピー、」とエラー音が鳴っていたら、それらのサインの様子から問題の原因を確認していきます。
(詳しくは取扱説明書のマニュアルやヘルプのサポートなどにて。)
お使いのパソコンを開いて、(WindowsのOSの場合は)エクスプローラーから[ネットワーク]を開きます。
LinkStationの共有フォルダーなどが正常に開けなかったら、
パソコンにインストールした『NAS Navigator2』(ナス・ナビゲーター2)の管理ソフトウェアを、
デスクトップかスタート画面のアイコンから開いてみてください。
また、NASに対応されている私設のパソコン修理サービスで、代行をしてもらうこともできます。
BUFFALOのLinkStationの主な商品の一覧
・LinkStation LS-V1.0TLJ ネットワーク対応外付HDD 1TB
・LS420D0402 LinkStation [ネットワークHDD・有線LAN・USB2.0・4TB]
・Windows8.1対応ネットワークHDD [有線LAN・USB2.0・2TB]LinkStation LS210Dシリーズ LS210D0201
・LinkStation 外付けハードディスク LS-QV2.0TL/R5 容量:2TB インターフェース:LAN
・リンクステーション 外付けハードディスク LS220D0602 容量:6TB
NASの管理ページの機能で修復するには?
次に、ストレージのアイコンに「EMモード」と表示されていて、
「!」マークが付いていたりドライブの検出ができない場合は、まず「更新」を押してみます。
「WEB設定を開く」のページが開けるようでしたら、
IPアドレスの管理ページに、ウェブブラウザからアクセスしてログインします。
設定画面で、「ディスク」のページでRAIDアレイの再構築を実行したり、
「初期化」の画面で再フォーマットを施す、といった作業をしてそれぞれの問題を修理します。
故障したNASを修理する前に、内蔵されたハードディスクドライブから必要なファイルを取り出しする際には、
プロのデータ復旧サービスセンターで、拡張子のサルベージの作業をしてもらうこともできます。
リンクステーションのファームウェアのアップデート
それでも正常にLinkStationが開けなかったり、またはNAS Navigatorでストレージが検出されず、
WEB設定や割り当てフォルダーなどの画面にアクセスできない、という場合は、
ファームウェアなどのシステム面での故障が発生している可能性が考えられます。
これを修復するにはまず、リンクステーションのファームウェアをアップデートするために、
BUFFALO(バッファロー)の公式ページからファームウェア アップデーターをインストールします。
パソコンにセットアップして、新しく作成された「ls series .exe」のフォルダーに入っている、
「LSUpdater」をクリックして起動します。
読み込めなくなったLinkStationのスキャンに成功したら、『ファームウェア更新』というボタンを押すと、
EMモードなどのエラーが解消されて、もう一度アクセスできます。
最後に、ハードディスクドライブにあるデータファイルが開けるかどうかを確認して、リカバリーの作業は完了です。
LinkStationに施した設定がおかしくなったり、または忘れてしまった場合は、
[FUNCTION]のボタンを押したまま電源ボタンをオンにすると、
リンクステーションの初期化が行われますので、もう一度設定を施します。
また、テラステーションでエラーが発生した時にデータの読み込みを復旧する方法については、こちらのページにて。
TeraStationに不具合が起きた時も、同様の手順でファームウェアを修復していくことができます。
壊れた部品を交換して修理してもらう
次に、NAS(ネットワークアタッチストレージ)のハードディスクドライブが、物理障害などで故障した場合の対処法について。
まず、新しく3.5インチサイズでSATA方式のHDDの製品を購入して、交換する必要があります。
また、LinkStationに同梱されたACアダプターが故障してしまった場合は、BUFFALOのお客様サポートの、
添付品の購入のコーナーなどに問い合わせて、型番に対応した新品を購入します。
LinkStationの本体(カートリッジ)自体が物理的な衝撃や浸水、異物の混入、過熱、過電流、経年劣化、
またボードやコネクタの破損、などが原因で故障した時にも、
同じくBUFFALOのお客様サポートに問い合わせて、修理に出されてみてください。
※故障したリンクステーションのハードディスクの内部のデータのバックアップが取れていなくて、
そちらを初期化や新品交換の前に何とか救出したい、という際には、
先に専門のデータ復旧サービスに注文して、状態を見てもらわれることをおすすめします。