RAID5が故障した時にデータを復旧するには?

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RAID(レイドファイブ)の機能が破損したりケースのコントローラ(基板)が故障して、ハードディスクドライブにあるファイルが開けなくなった時に、エラーの状態から修復したり、壊れた機器からHDDのデータを復旧する手順について解説しています。




当サイトでは、SSDやハードディスクドライブの内部ファイルの救出、外部接続のPCの機材やシステムを復元する方法、コンピューターの製品が壊れた時の原因と修復をする手順といったリカバリーによるトラブル解決について、詳細を解説しています。

また、読み込めない電子機器からの補助記憶装置の取り出しによるレスキューのサポートを行ってもらえるデータ復旧サービスセンターも紹介しています。



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RAID5が故障した時にデータを復旧するには?

ハードディスクドライブを複数台搭載して、データを安全に多重化して運用する、
RAID5」(レイド・ファイブ)を、パソコンやNASなどで使用している際に、
ある時ディスクアレイの構築が崩壊して、正常に読み取りができなくなったら、どうすればいい?

または、RAIDケースの本体やHDDのうちの一台が故障して開けなくなってしまった時には、
どのようにすれば、RAID5の内部に保存していたデータの復旧ができる?という疑問について。

トラブルシューティングに書かれたエラーのサインを確認する

まず、BUFFALO(バッファロー)のDriveStation(ドライブステーション)のように、
ハードウェアの製品として使用しているレイドのシステムで障害が出た場合の対処法について。

ひとまず、メーカーのパッケージに同梱されている取扱説明書のトラブルシューティングや、
RAID設定用のユーティリティーディスクの中身を参考に、エラーなどの問題を確認してください。

エラーやパーツの不具合が起こった時に、特定のランプの点滅の仕方や音の鳴り方で、
ある程度の問題の原因と箇所を、これらのサインにより状態を判別できます。

ですが、電源自体が付かなかった時は、重度の破損が起きている可能性も高いため、
それ以上はRAID5のケースの通電を試みずに、プロのデータリカバリーサービスに提出して、
故障した機材からの、必要な内部のファイルの復旧をしてもらわれることもおすすめします。







ディスクアレイが崩壊してデータが開けない場合に復旧するには?

RAID5のケース

次に、水平パリティにより誤り訂正符号データからファイルを復旧できるRAID5で、
もし、ディスクアレイの構造自体が何かのエラーや読み出しの障害などで破損してしまい、
設定が崩壊して、システム的に壊れてしまった場合に、復旧する手順について。

その際には、まずHDDをフォーマットして削除しない範囲での操作で、
トラブル解決の機能を使って、設定の再構築を行ってみてください。

LinkStationやTeraStationなどの、ネットワークドライブ(NAS)で、
EMモードといったシステム上の問題が発生した時は、ファームウェアを更新(アップデート)したり、
本体ケースのリセットボタンを押すと、データの読み込みが復旧できる場合もあります。

また、HDDのデータの読み込みの不具合をリカバリーする方法については、こちらの解説ページにて。

ウェブ管理画面から、誤ってディスクフォーマットの操作をしてしまうと、
RAID5のストレージに保存してあるデータが消えてしまうので、注意してください。

レンタルスペースのサーバーと異なり、NASは自宅または自社で所有された機器なので、
プロのデータ復旧サービスに提出して、失った内部のファイルを復元してもらうこともできます。


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RAIDケースが壊れた場合に修復することはできる?

HDDの接続

次に、ロジテック(Logitec)のLSVやエレコム(ELECOM)のELD、など、
外部の補助記憶装置として使っているRAIDケースのカートリッジで、
電源スイッチやコネクタ、コントローラーボード(基板)などの部品が破損して、
物理的に故障してしまった場合に修復をする方法について。

まず、デンノーのSRといったRAID5のケースから、ハードディスクをすべて取り出します。

もし、「記憶域プール」などWindowsやmacOSと互換性のあるファイルシステムで、
フォーマットが行われるソフトウェアで作成した、RAIDのシステムをお使いであれば、
デスクトップパソコンの空いているドライブベイに増設して接続する手法もあります。

外付けHDDケースやUSB変換ユニットに接続して読み込む方法とは?

ディスクの認識

または、ハードディスクを外付けHDDケースやUSB変換ユニットに接続して、
外部のローカルディスクとして、パソコンにつなげてデータを読み込んでみる方法もあります。

これで、WindowsのエクスプローラーやmacOSのFinderから読み込みができるようであれば、
内部の保存しているファイルをバックアップする形で、データを復旧する作業を行います。

(HDDはどれか一台でもいいのですが、システムによってはなるべくすべて接続します。)

ですが、ドライブステーションなどの場合は、ファイルシステムが不明になり、
エクスプローラーなどではHDDが認識されずに、RAID5のボリュームが開けない場合もあります。

その際には、非対応のファイルシステムと保存されたデータが読み込みできる、
特殊な専門のアプリケーションソフトをインストールして使う必要が出る場合もあります。

RAID5のハードディスクが壊れた場合は?

エラーランプ

次に、急にハードディスクのうちの一台がヘッドクラッシュなどの物理障害で故障した場合に、
RAID5と保管されているデータの復旧はできる?という疑問について。

まず、例としてSTARDOM(スターダム)のUSB3.0/FireWireといった製品のケースの電源を一度オフにして、
エラーランプが点灯しているドライブベイに差し込んでいる、
対象のハードディスクを引き出して、新しいHDDに交換する必要が出てきます。

リビルド機能が自動的に働いて、新しいハードディスクにデータが書き込まれて元に戻ります。

ですが、何かのエラーでリビルド機能が働かず、データが書き込まれていない場合は、
赤いランプが点灯してしまうケースがあります。

この状態ではパソコンに接続しても、
「デバイスが異常モードになりました。」「disk1は未接続です。」というように表示されて、
認識できずに開けないことがあります。

また、RAIDコントローラが故障した場合にどのようにして復旧するかの解説も参考までに。

RAIDコントローラ(基板)が破損してしまうと、完全にケースが故障してしまうため、
メーカー先のカスタマーサポートか私設の修理サービスに出して、交換をしてもらう必要があります。

アクシデント解決のサポートをチェックする

デバイスが異常モード

ひとまずは上記のように、困った時のためのアクシデント解決のサポートや取扱説明書を参照に、
エラーの修復などの手順を、それぞれのRAIDシステムの設定に合わせて行ってみてください。

また、複数のハードディスクが物理障害で壊れてしまった場合は、
リビルド機能が使用できずに、やはりRAID5が読み込みできないこともあります。

これらのトラブルが起きた場合に、修理に出す前に内部のファイルを救出するには、
RAIDに対応されていますプロのデータ復旧サービスセンターに注文をして、
ディスクアレイやハードディスクの状態の検査とリカバリーの措置をしてもらわれることをお薦めします。





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