パソコンやスマートフォン、タブレット端末で、アプリケーションソフトの使用中に、
突然画面が固まるフリーズが発生するなどで操作が効かなくなり、データの保存ができない時に、
「スナップショット」を作成してデータをバックアップする手法について、解説いたします。
フリーズして上書き保存ができなくなる原因
まず、パソコンやスマホ、タブレットで急に画面がフリーズしてしまい、
データの上書き保存といった操作ができなくなる時の主な原因について。
たとえば、複数のアプリケーションソフトを同時に展開していたり、
重い画像や動画ファイルを複数開くと、メモリが圧迫されて画面が固まりやすくなります。
筆者の経験でも、普段はスムーズに進むマシンでもグラフィック関連のソフトでは、
使い方次第では画面が重くなって動作の遅延やフリーズが出ることが頻繁にありましたね。
また、コンピューターウイルスのスキャンや大量のファイルの一括検索を実行している最中は、
メモリやCPUを大きく使うため、他のソフトウェアの動作が鈍くなるケースもありました。
複数のアプリのプロセスが同時に進んで、メモリやスワップのリソースが足りなくなると、
どのソフトも解放を待ち続けて動作を止めてしまうデッドロック(deadlock)が起こりえます。
またインストールしたアプリの数が多くなりすぎると、整合性の不具合なども出てきます。
ほかグラフィックドライバーが破損したりと、デバイスのシステム的な問題の可能性もあります。
あるいはメモリやCPU、グラフィックカードのスペックが低いと、フリーズが出やすくなります。

また、SSDやHDD(ディスクI/O)の使用率が高くなり空き容量が少なくなると、
過負荷が起きて読み書きの処理能力が低下して、ハングアップなども増えてしまいます。
今までに重いソフトウェアをインストールして、一気に空き領域が減ることが多かったですね。
ウェブブラウザー(Web Browser)といった、常にネットワークへのアクセスをするソフトウェアで、
画面が固まる時は、ウェブサイトやサービスのサーバー側の負荷で止まるケースも多いです。
こちらも時間帯にもよるのですが、スペックの高いパソコンでも頻度は結構ありますね。
またメモリやCPU、GPU、マザーボード、ストレージが、次第に摩耗して物理的に破損してくると、
動作に支障が出て、時にはファイルを上書き保存する前に固まってしまう可能性も出てきます。
これらのトラブルは、ソフトウェア上での負荷を軽減する措置を施したりパーツを換装する、
または専門のサポートでその作業を代行してもらうことで、解決が見込めます。
スナップショットで画面を保存する対策とは?
次に、ウィンドウのフリーズが起きてもまだOS上の他の機能は使用できる状態であれば、
スナップショット(snapshot)を撮って、現在の画面の表示を保存する対策の方法があります。
Windowsのパソコンでは、まず「PrtScnキー」(Print Screenキー)を押します。
それから「ペイント」(Paint)などの画像編集ソフトを開いて、「新規作成」をして、
白紙のページで「編集」→スクリーンショット(screenshot)の「貼り付け」を実行します。
するとその画面を画像データとして表示できて、そしてJPGなどのファイルで保存ができます。
macOSでは、モニターの画面全部を画像にする際には「shiftキー+commandキー+3キー」で行います。
また特定のウィンドウだけ取り込む時は、「shiftキー+commandキー+4キー」で実行できます。
Androidのモバイル製品では、主に電源ボタンと音量マイナスボタンを同時に押すことで、
画面キャプチャ(スクリーンキャプチャー)の画像ファイルを保存できます。
iPhoneやiPadのiOSでは、サイドボタンと音量プラスボタンの同時押し、
またはホームボタンとサイドボタンの同時押しをして、すぐ指を放すと作成ができます。
スマートフォンやタブレットでは、間違えてウィンドウを閉じたり電源を閉じないように、
注意してスナップショットのデータを作成してください。
画像ファイルとしてバックアップして保管する手法
次に、スクリーンキャプチャー(screen capture)は、画像ファイルを作成することで、
現在モニターに映っているデータのメモを取っておく手法としても活用ができます。
これにより編集中の画像の現在の状態や、執筆中のテキストを、一画面分だけでも、
ファイルとして残しておいて、上書き保存ができない場合の予備として保管ができます。
実際、フリーズの状態が直らずにソフトウェアのウィンドウやOSを閉じてしまってから、
スナップショットを思い出して、しまった残しておけば、と感じたミスもありましたね。
またレンタルサーバーのデータをバックアップする方法については、こちらの解説ページにて。
インターネット上で、SNSや掲示板、メールフォームに文章を書き込みしている最中に、
フリーズが起きてしまった場合にも、画像キャプチャーとしてテキストを保存すると便利です。
むしろ今までの実感としては、ネットワーク関連での急なフリーズが最も多いくらいでした。
特に、下書きの自動保存機能がないページで書き込みをする時などはご注意ください。
SSDやハードディスクが故障するトラブル
一方で、SSDやハードディスクといったストレージや他の重要なパーツが急に故障して、
フリーズしただけでなく再起動をした後もコンピューターが開かなくなった、といった場合は、
スクリーンショットごと開けなくなったり、固まってから何も操作できないこともあります。
ストレージデバイス(storage device)の、内部の基板やチップ、モーターなどの回路が、
物理的に故障してしまう状態は、コンピューターのトラブルでも最も困難な部類で、
個人ユーザーでSSDやHDDを修理したり分解してデータを回収することは実質不可能です。
その際には、プロのデータリカバリーのサービスにマシン本体またはストレージを出して、
内部の保存してあるファイルやフォルダーを取り出ししてもらうことができます。
画面が真っ白になって何も映らない時は?
次に、すでにアプリケーションソフトウェアの画面が真っ白になったりしていて、
何も表示されない状況になっていると、スナップショットを撮っても映らないことがあります。
その場合は、他のソフトウェアの画面を閉じたりキャッシュを削除して、
メモリの使用量を減らしてから、画面が回復するかどうか待機されてみてください。
特に、メモリリーク(memory leak)が発生してメインメモリが圧迫されている時は、
パフォーマンスモニターでチェックして、問題のソフトウェアを閉じてみてください。
または、自動下書き保存の機能が作動すれば書きかけのデータも下書きで保管できます。
ほか、バックアップファイルからの復元する別の様々な方法の解説も参考までに。
フリーズしてから何かのキーを押したりクリックをすると、画面が白くなることもあります。
なので画像キャプチャーの保存を優先して素早く実行されることも、一つのコツですね。
OSのデスクトップごと固まって動作しない時は?
次に、パソコンのWindowsやmacOS、スマートフォンたタブレットやAndroidやiOS自体に、
丸ごと画面が固まるトラブルが発生して動作しなくなった時の対処法について。
まず、この場合はスクリーンショット自体が実行できないことも多いです。
ひとまずキーボードで、画像キャプチャーを撮影する入力だけはされてみてください。
もしコンピューターにスナップショット保存の指示が通っていれば、しばらく待機して、
アプリケーションソフトが強制終了してもOSの動作の方は回復した、という場合に、
後から画像編集ソフトにデータを貼り付けて保管できる可能性もあります。
ほか、ロジテック 様での、
パソコンのバックアップの仕方を覚えよう。WindowsとMacごとに手順を解説 のページも参考までに。
一方で、数時間以上待ってもデスクトップ(ホーム)の画面の動作が元に戻らない時は、
コンピューターが次第に熱で傷むおそれもあるため、強制終了をされた方が無難です。
Windowsのブルースクリーン(bluescreen)や、Macのカーネルパニック(Kernel Panic)へと、
症状が悪化する状態に移行した場合は、一度電源を止めるしかなくなることがほとんどです。
この場合、最後に保存をしてから書き込みや編集をした差分のデータは消えてしまいます。
ですが、一度でも拡張子としてファイルを保存されていれば、
最後に上書き保存をしたところまでのデータは、大抵の場合でそのまま残っています。
データ復旧サービスでファイルを取り出ししてもらう
しかし、もし電源ボタンを再度押して起動を試みてもパソコンやスマホが起動しない時は、
フリーズの影響でOSが破損したか、どこかのパーツが故障している可能性があります。
その際には、各OSの修復ツールを使って問題を解消するか、一度初期状態に戻す、
または故障した部品を交換して修理をする必要が出てきます。
小型・薄型のパソコン本体やスマホ、タブレットのパーツが壊れている様子で、
自力での修復が難しい、という時には、プロの修理サポートセンターにて、
内部の部品の交換や基板の修理といった作業で直してもらうことができます。
また先にSSDやHDD、フラッシュメモリのファイルやフォルダーを回収したい、という時には、
専門のデータ復旧サービスにて、読み込みをしてもらわれることもお薦めします。








