MicrosoftのWindows 11(マイクロソフトのウィンドウズイレブン)や、Windows 10(ウィンドウズテン)の、
オペレーティングシステムがインストールされたパソコンの本体に、
USBコネクタからの外付け、またはデスクトップパソコンのドライブベイへの増設による内蔵で、
SSDやハードディスクドライブの接続をしようとした際に、デバイスが正常に認識がしない場合があります。
その際には何が原因で、どうすればデータを読み込みして復旧ができる?という疑問について、解説いたします。
ウィンドウズでSSDやHDDにアクセスできない原因とは?
まず、ウィンドウズのパソコンのドライブベイに搭載されているSSDやハードディスク、
もしくは外部から接続した外付けHDDやスティックSSDにアクセスができない時の、主な原因について。
よくある軽い問題としまして、SSDやハードディスクをドライブベイに増設したり、
交換をしてから最初にパソコンの電源を入れた時、または数回目の起動まで、
一時的にBIOSまたはOS上でボリュームが正常に認識できないことがあります。
また、Windows 11や10のデバイスマネージャーでエラーが起きていたり、
ファイルシステムのフォーマットが違うために、データが開けないこともあります。
ほかにアクセスエラーが発生したり、コントローラーないしインターフェースが破損していたり、
SSDまたはHDDの内部の回路で、メモリチップの破損やヘッドクラッシュといった故障が起きているケースもあります。
一連の修復の作業をしていくのが難しそう、という際には、パソコン修理サポート店か、
データ復旧のサービスセンターに注文して、代行をしてもらう方法もあります。
Windows 11や10にアップグレードした後で認識しない状態になったら?
次に、Windows7や8、8.1からWindows 10やWindows 11へとOSをアップグレードした後で、
急にメモリディスクやハードディスクが認識しない状態になった、という場合での対処方法について。
まず、試しに他のUSB接続の機器を接続して同じ状態になっていないかを確認してください。
たとえば、USBケーブルを別の機器の付属品と間違えて使用していたり、
コネクタにゴミが詰まっていたりすると、アクセスに支障が出てきます。
あるいは、外付けHDDケースやポータブルSSDの電源ランプ自体は付いていても、
エラーランプやエラー音での信号が出ていたりしないかどうかをチェックしてください。
また、Windows 11や10で論理障害のサインであるエラーメッセージが何か表示されましたら、
説明文に沿って原因を探して、直せるようでしたら指示に沿って設定変更の措置を行ってください。
別のパソコンやOSでメモリディスクやハードディスクをつなげてみる

次に、他のパソコン本体をお持ちでしたらそちらに、各店舗で購入をされた、
外付けハードディスクやRAIDケース、スティック型SSDなどの機器をつなげてみてください。
また、いったん前のウィンドウズにダウングレードしてみると元に戻る可能性もあります。
どのアプリケーションソフトウェアに原因があるかわからない時には、
一度OSを初期化させて、改めてWindows 11ないし10をセットアップしてみる方法もあります。
もしメモリディスクの基板やHDDのコントローラー、またはインターフェースが損傷している可能性がある場合は、
データリカバリーのサービスにて、内部のファイルの読み出しをしてもらうこともできます。
デバイスドライバが破損している時に回復するには?

次に、マザーボードなどのデバイスドライバが破損していると思われる際には、
パソコン本体またはマザーボードを購入した時に付属されている、
デバイスドライバのディスクをDVDドライブに差し込みして、インストールし直してください。
または、製品のメーカー先に問い合わせをして取り寄せをするか、
公式ホームページを開いて、デバイスドライバのツールを入手されてみてください。
また、USBメモリやWindowsの起動ディスクを差し込んだままパソコンを起動していると、
BIOS(Basic Input・Output System)でそちらが優先して読み込まれる場合があります。
その際には一度ディスクやメモリーカードを外して、BIOSの設定画面で優先順位を変更してください。
Windows 11または10からアプリケーションソフトをアンインストールする
次に、最近で新しくアプリケーションソフトをWindows 11や10にインストールしてから、
正常にHDDが認識しない状態になった、という場合に修復をする手順について。
まずは、一度ソフトウェアの機能を無効にするか、コントロールパネルの「プログラムと機能」から、
プログラムをアンインストールすると、そのツールが原因であった場合は、元に戻る見込みがあります。
また読み込みエラーの回復の仕方は、基本的にはそれまでのウィンドウズと対処方法は同じで、
まずWindows11あるいはWindows 10のコントロールパネルからデバイスマネージャーを開きます。
ディスクドライブの項目を開いて、認識しないSSDかHDDに該当するドライブ名を選択します。
そして、右クリック→「ドライバーソフトウェアの更新」をしてください。
ほか例として、別のパソコンでストレージデバイスが認識できない時に復旧をする方法については、こちらの解説ページにて。
それでも直らない場合は「削除」でデバイスドライバを一度消去してから、Windows 11や10を再起動して、
もう一度パソコン本体のコネクタにハードディスクやソリッドステートドライブを接続してください。
ディスクの管理の画面でボリュームの表示を見直す
また、コントロールパネル→管理ツール→コンピューターの管理、と進んで、
ディスクの管理のウィンドウで、対象のポータブルSSDや外付けHDDに該当する、
ボリューム名が表示されているかどうかを、確認されてみてください。
FATやNTFSと、Windowsで認識ができるファイルシステムであるかどうかをチェックして、
もし正常に認識されていない時は、フォーマットのし直しを試してみてください。
ほか、RAIDアレイでHDDが認識しない場合にデータの読み出しを復旧する方法については、こちらの解説にて。
また、コンピューターの修復に関するサポートセンターにて、原因の究明と復旧の作業をしてもらうこともできます。
別の電子機器で使用していた外付けハードディスクやSSDの場合は?

次に、macOSなど別のプラットフォームのパソコンや、RAID、NAS、レコーダーなど、
別の電子機器で使用されていた外付けハードディスクや外部接続のSSDの場合だと、
一度再フォーマットをしなければ、そのままでは正常な読み込みができません。
BUFFALO(バッファロー)製といった、外付けのストレージのドライブのアイコンを、
選択→右クリック→フォーマット→「開始」で実行して、ボリュームの書き換えができます。
(それまでに保存されたデータは、初期化で消去されますのでご注意ください。)
ほか例として、サイバーセキュリティ 様での、
突然!パソコン内蔵のHDDが認識しなくなった時の原因と対処法を解説 のページも参考までに。
また、これまでにそのSSDまたはHDDを長期間使っていて、急に認識しない状態になったら、
何らかのエラーの表示が出ている時は、対象のボリュームを選択して、
プロパティの画面→プロパティ→ツール→チェック、でエラーの修復を試みてください。
データ復旧サービスの業者でストレージを読み込みしてもらう
あるいは、そのWindows11以や10外の別のパソコンでSSDもしくはハードディスクが認識できる場合は、
「S.M.A.R.T.」(スマート)というモニタリング機能を、
各製品に専用の検査ツールで読み込んで、問題のチェックと軽い修復を試みてください。
ですが、SSDやハードディスクの内部のプラッタなど、ハードウェアの面で物理的に故障していると、
一般の個人ユーザーではローカルディスクのドライブ装置の認識がほぼ不可能です。
その際にはそれ以上は補助記憶装置に通電せずに、専門のデータ復旧サービスに問い合わせて、
診断と読み込みの作業を行ってもらわれることをおすすめします。








